味見の会とは
人間の音楽する本能を信じることから始める
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即興演奏を楽しむ: 楽譜が読めなくても参加できる、即興演奏のワークショップです。
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多彩な楽器の参加: ギター、ピアノ、管楽器など、どんな楽器でも参加可能です。
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音楽コミュニティ: 音楽を通じて新しい仲間やネットワークを作ることができます。
初心者からプロまで歓迎
すべての音楽家が楽しめるプログラム
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初心者の方も安心: 楽譜が読めなくても、始めて1年程度の経験で参加可能です。
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多様な楽器: ギター、エレクトリックベース、ウクレレ、ピアノ、管楽器、コントラバス、バイオリン属など、ほとんどの楽器が参加できます。
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音楽の基礎を学ぶ: 音楽の基本を簡単なゲーム形式で学べるセッションです。

味見の会は、人間の音楽する本能を信じることから始まっています
『味見の会』は、「人間は周波数の変化に反応して、それに意味を感じる能力がある」と言う観点からプログラムの作成を始めています。それは「言葉』と「音楽」。
人が言葉を話すようになるのに、学校に行って勉強する事はありません。基本的に「コミュニティーに放り込まれる」だけなのです。京都に生まれれば、京都弁を話す両親、おじいちゃん、おばあちゃん、親戚、両親の友人、近所の人に囲まれ、ただ育つ。そうすると、いつの間にか京都弁を話すようになる。NYに生まれれば英語を。ブエノスアイレスに生まれればスペイン語を。
そして、1歳半を過ぎると自分は喋らなくても「お母さんに、これ持って行ってあげて」と言えば、意味がわかって持っていくようになる。「持っていって、これ。お母さんに」でも「あの人に持って行ってちょうだい。これ」でも。
5歳を過ぎれば、大人顔負けの事を言って周囲をビックリさせます。漢字も、ひらがなもカタカナも知らなくても。
「音楽」もそうなのです。お母さんが赤ちゃんに「おはよう!」と言うとニッコリ笑う。けど、どこかのおじさんが「おはよう!」と怒鳴れば泣く。これも周波数に意味を感じている、と僕は思います。人間は、音楽と一緒に生まれてくる、と言って良いのではないでしょうか?
だから「みんなで音楽を喋るコミュニティーを作ってみよう」と言う実験から始まりました。
現在、ジャズの本格的なスタンダードを、その日のうちに体験するプログラムに成長しました。16曲のスタンダードが弾けるようになるよう、資料も用意しました。
初心者でも参加できる簡単なゲームを、参加者全員で行うセッション形式のものです。

味見の会は、様々な音楽レベルや立場の人が居ることが大事な要素です
1)ウグイス効果
上手く鳴くウグイスのそばに、若いウグイスを置いておくと、みんな良く鳴くようになる。
経験豊かなギタリストの参加が、最初は良いお手本となり、良い助けになってきました。ピアノや管楽器、バイオリンそれぞれのお手本の必要から、様々な教育リーダーが参加する体制になっています。
2)味見の会は、初心者に優しい会
初回参加者は赤ちゃんです。赤ちゃんに大人がマウントを取るでしょうか? 赤ちゃんが、大人に気を使って、小声で泣くでしょうか? 大人は、大人らしい手本になるような演奏をただ心がける。 赤ちゃんは、大声で泣いて、笑っていただきたいと思います。
3)参加頻度や練習量で差別しない。
やっと、遠くからやってきた友人を私たちは玄関で追い払うでしょうか?
確かに、2回目以降の参加者が、どんどんアドリブを弾き始めるのも目撃します。
しかし、誰にも初めてはあります。
何回か参加しても、なかなか要領をつかめない方もいらっしゃいます。徹夜で練習してくる高校生もいれば、仕事が忙しくて、味見の会の前日しか練習出来なかった人もおられます。毎回参加される方も、何ヶ月かぶりで都合がついた方も来られます。
でも、それこそが「コミュニティー」で社会だと思います。
むしろ、それはたいへん必要な事だと思います。でないと「味見の会」でなく「特訓の会」になっちゃいますから。
参加者の皆さんは、早く上手くなったならお手本になるよう一生懸命演奏していただき、初めての方も恥ずかしがらず、ただ自分の為に時間を使っていただきたいと思います。

味見の会の資料は、全て特殊なチャート式
譜面の読めないギター、ウクレレ、エレクトリックベースと共に、
In C (ピアノ、バイオリン、チェロ、コントラバス、フルート、トロンボーン、チューバ、バンドネオン、スティールパン 、など)
In B♭(テナーサックス、クラリネット、トランペット、その他のB♭移調楽器)
In E♭(アルトサックス、Esクラリネットなど、E♭移調楽器)
の為のチャートも完成しています。