「アドリブの壁」を突破するコツとは?アドリブ味見の会レポート@垂水Valse
- Hirofumi Okamoto

- 2月24日
- 読了時間: 3分
【開催レポート】2026.2.23 アドリブ味見の会@垂水Valse
2026年2月23日、神戸・垂水の会場「Valse(バルス)」にて、
今回も満員御礼で『アドリブ味見の会』を開催しました。
最近は会場でセッション大会も行われており、
味見の会の参加者がセッションにされるなど、
音楽コミュニティの広がりを肌で感じる嬉しい一日となりました。
練習不足でも「音」は確実に変わる
複数回参加されている方の多くが、
合言葉のように「あれから全然練習できてなくて……」とおっしゃいます。 しかし、いざ演奏が始まると、
全員の音が前回よりも確実に進化しているのが印象的でした。
参加者の皆さんからは、以下のような深い気づきの声をいただいています。
「自分の考え方の癖に気づき、音楽以外の日常にも影響を受けている」
「音数を絞ることで、初めて見えてくる世界があった」
「使える音が限られていても、人の数だけ歌い方(表現)がある」
「岡本さんの伴奏を通じて、音楽での『会話』を実感できた」
音楽は「語る」ものであり、語るように「奏でる」もの
私自身、最近改めて大切だと感じていることがあります。 それは、日本ジャズギター界の至宝・寺井豊さんや、 味見の会の前日、26年ぶりに再会したアルゼンチンの師匠 ファン・ファルーさんの演奏から学んだ
「音楽のように語り、語るように音楽する」という姿勢です。

ジャンルを問わず、この「語り」の要素こそが、
音楽をより豊かにする核心ではないでしょうか。
「薪ストーブ」の炎を絶やさない演奏を
今回の会では、「ブルースウォーミングアップ」の前に
かつて寺井豊さんが活躍された終戦直後の
米軍のダンスバンドの時代を例にお話ししました。
当時の人気バンドの条件は、座っている客が全員踊り出し、
テーブル席が空っぽになるようなエネルギー。
反対に、ダンスホールを盛り上げられないバンドは
すぐに解雇されるという厳しい世界でした。
そこで、アドリブの練習として参加者の皆さんにこう提案しました。 「私たちが演奏する間、心の中の薪ストーブに火を灯し続けよう。
その炎の勢いを、全員でイメージして維持しよう」
この「ブルースのゲーム」を経て演奏された最初の曲は、
驚くほど素晴らしいものでした。
周回を重ねるごとに、皆さんの演奏は別人のように熱を帯びていったのです。
一流との差を埋める「システムへの慣れ」
私自身、かつて「一流」と呼ばれる方々と演奏した際、
何を弾いても自分の音がフィットしないという
「圧倒的な負け戦」を何度も経験しました。
しかし、それは才能の差だけではありません。
音楽の「システム」を理解し、
その場の空気に「慣れる」ことで、対処の幅は確実に広がります。
「どう調整し、どう音楽と向き合うか?」という
全音楽人の課題に対し、
『アドリブ味見の会』はその答えの一つを
提示できているという自負があります。
さいごに:自宅でも「炎」を育てるために
もし、この「点火する力」を維持し、
さらに大きくしたいと感じたら、
ぜひ一度『デジタル味見の会lite』を試してみてください。
アドリブの感覚を日常的に養うことで、 あなたの音楽はもっと自由で、語るような豊かなものに変わっていくはずです。 アドリブ味見の会の日程は以下から。 https://www.kyoto-music.com/schedule 垂水では、4月26日(日曜日)開催です。




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