top of page

「譜面を見ずに弾いてみませんか?」――クラシックプロの会で起きたこと2026.10.6@音登夢

10月7日
読了時間: 5分

アドリブ味見の会クラシックプロの会@音登夢でした。

アドリブ味見の会主催で、クラシックプロの会を開催しました。


真剣そのものだったメンバーの進化がすごい
真剣そのものだったメンバーの進化がすごい

まずは、ウォーミングアップから。

開催前、2時間前には、現場に普段アシスタントのナンシーさん、西村さんがきて、

一緒にウォーミングアップをしました。ややこしいリズムを克服し、ノリが良くなる

練習を3人でやった後、仕上げにモーダルインターチェンジのないやり方で、

「言い切った」と思えるまで、自由にストーリーを描きます。

西村泳子さんは、本当に良いお手本。1年前は、手の足も出なかったナンシーさんは、

流麗にストーリーを奏でて、これも惚れ惚れする素晴らしさでした。


創作の脳を、全開にする。

3人ともどっぷり疲れましたが、創作的な脳が全開。本当は、みんなここからやりたいのですが(笑)

いよいよ、プロたちの音出し。

クラシック奏者として、数々のコンサートマスターを務めてきた人から、タンゴの大御所まで。トップクラスの実力者から中学生まで、みんな集まって、音出し。

「ジャズに聞こえる9つの扉」を試す。

「ジャズに聞こえる9つの扉」は、大変有効だと分かったので、

どんどんやった後、もっとも美味しいジャズらしくなる8番目のドアを重点的に、

流石に、どんどんそれらしくなる。

中学生も、ちゃんとそれに食いついてくる。

でも、ちょっと真剣すぎた。(笑)

ただね。今回、ちょっと惜しまれるのが、みんな真剣すぎたこと。(笑)

笑いが、振り返ってみると足りなかった。

私たちの原点は、「自分でも音楽ができた」。

アドリブ味見の会

楽器を持ってきて、ちょっと音を出してみたら、あら、不思議。自分でも音楽ができた。

この原点を考えると、昨日の私たちは、求道的で、真剣すぎたかもしれません。

終始、出された資料をガン見していた。

そして、譜面を閉じる提案が出た。

誰かのプレーに拍手も忘れ、もうお開きかも、というシメに入った頃、

西村泳子さんが、手を挙げた。

「私たち、譜面を間違えないように演奏することで生きてきた。

今日も、いっときも譜面なしの時間を過ごしていないですよね。

一旦、譜面を見ずに、今、浮かぶものを弾いてみませんか?」

みたいな提案をされました。

「なんでも試せるのが、この会じゃないですか」

「うん、やってみよう」「コードとメロディーが書いてあるものを見ても良い?」

「うまくいっても、いかなくても、なんでも試せるのが、この会じゃないですか」

最後は、あの人を呼びたくなった。 そんな会話がひとしきりあり、やってみると、だんだんいつもの高揚感が戻ってきた。

最後に雑談の中で「この前、里村稔(サックス)さんが来てな、すごい良かってん。」

「呼びたいな」と、そんな会話をしながら、解散しました。

こんなメールをいただきました。 終わって、参加者の方からメールが来ました。


「勇気を出して目をつむってコードの雰囲気から感じるものから

五感全開で弾いてみたら、あってるかはさておき、

すごく心が解放されて何かしらのデトックス効果を感じました。

何か次なるヒントが掴めた気がします。」

譜面を見ない。それも、大事な音楽。

いつになくストイックだったこの日。

ホッとする一言をいただいた気がします。

譜面を見ず、うろ覚えでも弾く。これ大事ですね。


専門用語より、まず音を出してみる。

「モーダルインターチェンジ」という言葉を最近、耳にします。

なんのことかと思ったら「コードが変わるごとに、演奏する音階が変わる」ということらしい。

 世の中には、いろんな専門用語が溢れ、どれもが説得力がありそうで、

その度に新しい言葉が生まれているみたいですけど、


アドリブ味見の会は、シンプルにまとめたゲームをみんなでやる、ことで、

自然に音楽になっていく事を楽しんでいきたいと思います。

「何もできなかった」悲しさを、私たちは入口にしない。

「セッション大会に行ってみた。何にも出来なかった。悲しかった」

↓

やっぱり無理。そうなると2度と行かない。

これが世の中多すぎる。


アドリブ味見の会にお越しになる人のほとんどが、口を揃えていう。


母国語のように、音楽を覚える。

誰もが、母国語が話せるようになる時、

学校で教わることをしない。ただ、それを使う人間関係に放り込まれるだけ。

という事実に着目して始められたプログラムです。


母国語は、そうやって覚えると強い。

それに倣って、アドリブ味見の会は、徐々に形を整えてきました。

初心者の、その先には何があるのか?

ある問いが、最近ありました。

「このプログラムは、初心者騙しではないのか?

これの先にプロになる、という選択肢やゴールはあるのか?」という

問いです。


「あります」と答えました。

僕は「まだ完備していないけど、あります」とお答えしました。

なぜならば、音楽家を職業として考える時、それは「魅力の総体」だからです。

それは、自分がプロを目指す、というより、社会がプロにしてくれる、という側面が大きい。


社会の中で、音楽家になっていく。

だから、始めた時から、社会にどう向かい合って、愛されるか?

実感しながら、育つのは、大きな価値だと思います。


楽器を持ってきて、ちょっと音を出してみたら、あら、不思議。自分でも音楽ができた。

この原点を忘れずに、味見の会を開催していきたいと思います。 次回のアドリブ味見の会はこちらから。

次回の開催は、以下から予約ください。

コメント


bottom of page