2025年6月18日さうりるアドリブ味見の会終了
- Hirofumi Okamoto
- 6月19日
- 読了時間: 3分
2025年6月18日さうりるアドリブ味見の会終了
毎回、大好評のぱく よんせ(ピアノ)氏をアシスタントに迎えた「アドリブ味見の会」
今回は、お馴染みのリピーターの他にも、噂を聞きつけて東京からの参加者も。この輪が全国に広がれば嬉しいと思っています。

今回は、全員がとってもアート性が高まって、最後のセッションは、本当に全員がベストプレーをされたと思います。
最初は、ゲームの説明から始まり、All of meをバラードのテンポでスタートします。最初は、いつもの通り4音までをセレクトして。
途中休憩を挟みます。輪になってアドリブを回す時間が終わると一気に緊張感が緩み、会話も各所で弾みます。「アドリブ味見の会」は、1日が終わる頃には、旧知の中だったかのような雰囲気が漂うのが常なんです。
僕も、4音でもこういうアイディアもあるよ、こういう見方もある、と話し込んでいると、ぱく よんせさんの号令で、休憩終わり。
ここから、早いテンポで同じ曲を行うためのウォーミングアップです。
シンプルな2小節の繰り返しで、
最初は、2音から4音。少しづつ使える音を増やし、最後は自由に。
テンポに慣れたところで、ウォーミングアップと同じテンポで、All of meを始めます。1ターンが終わる頃には「もう自由に弾いて良い時間だよね?」という空気が充満し、一気に皆のソロがフルスロットルに。
前回、ウクレレで参加された方が、今回はピアノで初参加。初回参加の方も「ジャズは全く知らない。指も動かなくて良いと聞いたから参加した」とおっしゃってましたが、なんのことはない初回とは思えないソロでした。さうりるのママ、アツコさんのウクレレも、さらに磨きがかかって、思わずぱくさんと顔を見合わせました。本当にジャズになってきた。
今回の皆さんの素晴らしさは、どんどんソロの入口から自分の「歌心」でメロディアスにソロに入っていくところでした。これには、ぱく よんせさんも僕も、もうコメントは要らない、って感じ。
「アドリブ味見の会」が音の選択肢を狭めるのは「自分の歌心」と向き合うためなんです。たった2つの音でも、自分の意思で「どっちの音をどういうリズムで弾くか?」自分の意思で決めるだけでも、十分アドリブと言えると思います。
ここから始めると、音楽との距離感というか、アドリブとかアンサンブルというものが、何か?と言うのが、言葉にしなくても、わかってくるんです。
サッカーの試合を見て「なんだ。点もなかなか入らないのに、みんなが走り回って何が面白いんだ」と言ってた人が、「なるほど。両サイドを使って、ゴール前まで行って、ゴールの真ん中にボールを出すと、それをうまくゴールする人がいて、それで点が入るのがセオリーなんだ」とわかると俄然、サッカーを見るのが面白くなるのと似ています。
また、一方、「味見の会」のセッションは、みんなで輪になって行う「大喜利」に似ています。その場で気の利いたことをするのも経験ですが、やっぱり、どうネタを仕込むか?あらかじめ想像を巡らすことも大事だと気づくんです。そうすると何回は参加するうち、なんだか急成長されるんです。
人には人の数だけ成長の仕方があると僕は最近感じています。
だから、大枠の話をしたら、自由に自分なりに試している人に、しのごの言わず、ニコニコ、一生懸命伴奏するのが一番良いのだ、と自分の役割を感じています。
いつもながら、ぱく よんせ(ピアノ)さんのツボを押さえたコメント&プレーに一同聞き惚れました。僕も時折訪れるぱくさんとの演奏の会話を心から楽しみました。

でもね、これはやっぱり参加者の皆さん、全員がいたから成り立つ場なんです。
最近は「味見の会」は、毎回僕にとってもすごく貴重な場だと、心から思っています。
ご参加の皆さま、さうりるご夫妻、ぱく よんせさん、本当にありがとうございます。
次回は、7月16日ご参加お待ちしています。 https://www.kyoto-music.com/schedule
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