2025年6月30日垂水のアドリブ味見の会終了
- Hirofumi Okamoto
- 7月1日
- 読了時間: 4分
昨日、アドリブ味見の会@垂水は、お客様は少なかったものの、再参加者ばかりで、6月26日に引き続き、内容の刷新をしてみて、大いに濃い回になったと思います。 次回は、7月31日
再参加者だけの回になり、いつもと違い、早いテンポで、ウォーミングアップ、という今回から導入したゲームを進めます。使える音を増やし、リズムのトレーニングから、フレーズ練習。これだけで1時間半ですが、あっというまだったというみんなの感想。
それから、今までと違ったゲームで、さらにAll of meを使って、1コーラスづつのセッション。やっぱりかなりそれらしくなりました。今回のゲームは、よりビパップらしいデュークエンリントンを意識した(とは、ぱく よんせ(ピアノ)さんからの指摘)題材なのです。
今回は、むしろ、内容や進め方、アドリブ味見の会のあり方を問う、大きなきっかけになりそうです。
今回、そして、最近の気づきをまとめてみます。
<ジャズは、シニアが楽器を始めるには、大変良い音楽>
ジャズは、難しい音楽だと思われがちですが、「アドリブ味見の会」的には、むしろ初心者、特にシニアが始めるには、良い音楽だと思います。
その日のうちにジャズらしくなることが楽しめるし、多くの人が何十年も努力を重ねるほど時間がない、と思っているし、良いコミュニティーに新しくコミット出来るからです。
<シニアが楽器を始めるのに、向いている楽器はある>
ただ、シニアが楽器を始めるのに、向いている楽器はある、とも感じています。
「アドリブ味見の会」の視点で言えば、僕が最も向いている、と感じているのは、
ギター、ウクレレ、ベース、そして鍵盤ハーモニカです。
もし、若い頃にやった事がある、と言うならば、
次は、サックス、クラリネット、トランペットなどの管楽器と、ピアノです。
若い時にロックギターをやってた事がある、ならば、ギターでジャズは、最もハードルが低く、楽しみやすいと思います。
<習得が難しい楽器は、確かにある>
アドリブ味見の会をやってみて、感じている事は、
習得が難しい楽器は、確かにある。と言う事です。
習得が難しい楽器というのは、
1)いつも美しい音で
2)ちゃんとした音程で、12音が把握できて
3)早いテンポでもリズムを表現する
と言うことに辿り着くのが、難しい楽器の事です。
<「アドリブ味見の会」的に最も難しい楽器は?>
「アドリブ味見の会」的に言うと、
最も難しい楽器に挙げられるのは、
1)二胡、笙などの民族楽器。西洋楽器では、ハープ。
2)バイオリン、チェロ
です。
まず、ちゃんと楽器の習得するのに、時間がかかるからです。
特に、バイオリンは、ソプラノウクレレと変わらないサイズで、
完全に音程をとるには、ネックとボディーのジョイント部分以上の
音は、髪の毛1本の精度が要りますし、
彼女たちが、それを高め、低めと把握しているのは、驚異的だと感じています。
<ただし、バイオリンも楽器がある程度習得できていれば別>
しかし、逆に、音楽大学を卒業しているレベルの人ならば、
バイオリンでジャズは、今の「アドリブ味見の会」は、大変楽しいものになると言えます。
美しい音で、ちゃんとしたピッチで12音把握でき、リズムが安定しているからです。
<高学歴ピアニストはプライドが邪魔をする>
同時に、ピアノも十分楽しめます。
とかく、コードについて云々言われますが、むしろ、一番最初にぶち当たるのが
「右手のメロディーの発想力」です。
これを「私は恥をかいた」と思うか「これはいい勉強になる、楽しい」と感じるかは、個人の問題になりますが。
最初から両手で弾くことを前提に考えがちなのは、正式な教育を受けたピアニストが陥りがちな先入観だと思います。多くの場合、プライドが邪魔をするんです。
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今回は、プロジェクトとしても、さらに一段階進んだ1日でした。
あまりに濃すぎて、写真らしい写真が無し。
オーナー、梅本さん、西村泳子(バイオリン)さんの写真を添付します。

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