勉強会での反応とクラシック奏者の特徴アドリブ味見の会座談会2026.7.7_1
- Hirofumi Okamoto

- 7月15日
- 読了時間: 3分
2026.7.7に行われた座談会のチャプター1の紹介です 勉強会での反応とクラシック奏者の特徴
岡本博文氏が開発したプログラムの最新形「ジャズに聞こえる9つの扉」をプロのバイオリニスト(クラシック奏者)たちに紹介したところ、最初は戸惑いつつも、最後には歓声が上がるほど盛り上がりました。
この勉強会を通じて、クラシック奏者特有の以下のような傾向や課題が見出されました。
最初のルールから抜け出せない: 最初は2つの音から自由に弾くというステップから始めますが、例として提示されたリズムをインプットされると、そこから抜け出せなくなり、全員が同じリズムで演奏してしまう(通称「アヒルの行進」状態になる)現象が起こります。
譜面がないと不安になる: クラシック奏者は譜面があると安心しますが、「アドリブは台本(譜面)を覚えた上で自分の言葉で喋るようなもの」であり、譜面に頼らずに演奏することへの意識改革が必要です。
「許可」を求める: 「自由にやっていい」と言われるのが最も困る傾向があり、「こう演奏してもいいですか?」という許可を求める傾向があります。しかし、「ここはバラードの気持ちで」などと言語化して指示(許可)を出すと、非常に豊かな表現力を発揮して演奏することができます。
カリキュラム(9つの扉)の効果
「ジャズに聞こえる9つの扉」のプログラムを進めていくことで、参加者に以下のような変化が見られました。
自由へのアプローチ: 9つの扉(パターン)を実践していくうちに、最初は「アヒルの行進」から抜け出せなかった奏者たちが、徐々に自分でも気づかないうちに自由に弾けるようになり、新たな感動を体験しました。
段階的なステップアップ: プログラムは音数が少なく、かつ音楽的・リズム的に楽しい形から始まり、徐々に音数や難易度が増していきます。後半の3つの扉は練習が必要な難易度ですが、そこまで到達するとバリエーションが身につき、「色々なことができるかもしれない」という手応えを得られます。
他者の演奏からの学び: 全員で順番に回しながら他のメンバーのアイデアを聴くことで、「こうすればいいんだ」と取り入れていくプロセス自体が、この会の大きなメリットとなっています。
結論
クラシックのレッスンは基本的に「すべての音に先生が意味付けをし、その通りに弾く」という教育が原点にあるため、自立して自由に演奏することへの意識改革には難しさがあります。
しかし、この「9つの扉」のような、楽しさを感じられる段階的なカリキュラムや他者の演奏をヒントにする環境を通じて、ルール(引き出し)をいくつか体得していくことで、最終的にクラシック奏者が「自由なアドリブ」というゴールへ自立して一歩を踏み出す有効な道筋となることが示されました。 アドリブ味見の会のご予約は以下から https://www.kyoto-music.com/schedule

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