【プロの魅せ方】渡辺香津美さんに学ぶ「巨匠」の美学!&ジャズセッションを激変させる新ルールのアイデア アドリブ味見の会座談会 2026.7.7_4
- Hirofumi Okamoto

- 7月15日
- 読了時間: 3分
2026.7.7に行われたアドリブ味見の会の座談会からチャプター4
偉大なミュージシャンの演奏から学ぶアドリブの「掴み」と見せ方
メンバーの間で、ギタリストの渡辺香津美さんと共演した際の思い出が語られました。
最初の3〜4小節のカッコよさ: 渡辺香津美さんの演奏は、最初の入り際(掴み)が非常にカッコよく、そこがカッコいいと後の演奏すべてがカッコよく聞こえるという特徴があります。ジャズではこの「入り際」が極めて重要です。
「見え(ポーズ)」を切る技術: 他の上手いプレイヤーと比較しても、渡辺香津美さんやポンタさんは「ここで見えを切る(自分を最もカッコよく見せる)」という自己プロデュースの瞬間を作るのが非常に上手です。
「俺が一番カッコいい瞬間」を知っている: ある特定の角度や瞬間において、自分がどう演奏すれば魅力的に映るかを熟知しており、その表現の出し方が卓越していると評価されました。
アンサンブルにおける楽器編成と「アヒルの行進」の因果関係
西村泳子氏から、他の地域での勉強会やスタジオの様子と比較した、バイオリン特有の環境についての気づきが共有されました。
バイオリンばかりの環境: アシスタントをしているスタジオなどは基本的にバイオリン奏者ばかりが集まる環境であり、クラシック脳の奏者だけで演奏すると、全員が同じリズムから抜け出せない「アヒルの行進」現象が起きやすくなります。同じ楽器同士だと、お互いに真似(模倣)をしやすくなってしまうことが原因と考えられます。
他楽器が混ざる効果: 一方で、神戸や京都での勉強会のように、ギター、管楽器、ピアノなど異なる楽器がアンサンブルに混ざると、楽器ごとの特性が違うため「アヒルの行進」にはなりにくくなります。楽器が違えば、自然と「前の人とは違うアプローチをしよう」「次はこう展開しよう」という意識や入り口が生まれやすくなります。
多様な楽器の参加を歓迎: 「バイオリンの会だから他の楽器は行ってはいけないのではないか」と遠慮する必要はなく、むしろ異なる楽器のプレイヤーが積極的に参加してくれた方が、アンサンブルがより活発になり、アドリブの学びとしても非常に効果的であると結論づけられました。
セッション形式の新しいアイデア(バースと8小節回し)
里村稔氏から、現在のワンコーラスずつ順番にソロを回していく練習形式に飽きさせないための、新しいセッションの提案がなされました。
「バース(掛け合い)」の導入: ずっと自分の番を待っているのは退屈な場合もあるため、途中で2人のプレイヤーによる「掛け合い(バース)」の時間を設けることで、セッションに変化と面白さを加えることができます。
「8小節回し」への変更: 現在よりも短い「8小節」の単位でソロを次々に回していく形式の導入も提案されました。これにより、全員に何度も順番が回ってくるようになり、セッションのスピード感と集中力が増します。
人数の奇数によるメリット: 参加人数が奇数の場合、8小節でグルグルとソロを回していくと、毎回異なる小節(コード進行の違う箇所)が各プレイヤーに当たることになり、より実戦的で変化に富んだアドリブ練習が可能になります。
結論
4人のメンバーが揃ってアイデアを出し合うことで、セッションのマンネリ化を防ぐ「8小節回し」や「バース」の導入といった具体的な次回への改善策が生まれました。今後、勉強会やイベントの中でこれらの新しいルールを積極的に取り入れていくことが決定されました。 アドリブ味見の会のスケジュールは以下から https://www.kyoto-music.com/schedule


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