【アドリブの真実】「自由に弾く」の落とし穴!ジャズ初心者やクラシック奏者が勘違いしがちなアドリブの本質とは?2026.7.7座談会_2
- Hirofumi Okamoto

- 7月15日
- 読了時間: 2分
2026年7月7日に行われた座談会のチャプター2の紹介です
世間一般や一部の初心者の間では、「ジャズ=自由な音楽」であり、「何を弾いてもいい」「作法に縛られないもの」と誤解されているケースが非常に多く見られます。しかし、実際のジャズ演奏は決して完全に自由なわけではありません。
自由なのは精神(スピリットやソウル)であり、演奏における作法やフレーズ自体が自由なわけではありません。
プロが「自由に演奏しなさい」と口で言うことはあっても、それは高い技術や理論の土台があってこその言葉であり、実際の一流ミュージシャンもルール(スケールなど)に厳格に則って演奏しています。
アドリブにおける「ルール」と「ストック」の重要性
アドリブを成立させ、それを「ジャズ」として聴かせるためには、歴史的な音楽の蓄積やルールを学び、自分の中に引き出し(ストック)を持つことが不可欠です。
フレーズの選択こそが自由: フレーズそのものに自由なものはなく、世の中に出尽くしている既存のフレーズの中から「どれを選択するか」という選択の自由こそがアドリブの本質です。
言葉の習得と同じ: 50音をランダムに並べても言葉(会話)にならないのと同様に、音楽もルールや良いフレーズを学んでエチュード(練習曲)のように蓄積していかなければ、相手に伝わるフレーズにはなりません。
自分の頭の中に「ストック」がない状態で「自由に弾いていい」と言われても、演奏の解き方が分からなければ何も生み出すことはできません。
初心者・クラシック奏者への指導における課題
近年、アドリブの作法や積み重ねてきた歴史(ルール)を教えようとすると、指導者に対して反発を招くという以下のような現場の課題も指摘されています。
「ジャズは自由な音楽なのだから、プロなのにそんなことも分からないのか」と、歴史的な作法の習得を拒まれてしまうケースがあります。
だからこそ、歴史的に蓄積された手法を無視して「自由だ」と叫ぶのではなく、何らかの作法や積み上げ(アプローチ方法)を提示し、学んでもらう必要があります。
結論
今回の座談会を通じて、「アドリブにおける自由とは、ルールのない無法地帯ではなく、積み重ねたストックの中から表現を選択することである」という本質が語られました。だからこそ、この「アドリブ味見の会」が制作するカリキュラム(岡本博文氏の「9つの扉」など)のように、段階的に作法やアプローチを学び、引き出しを増やしていける入り口を提供することが非常に重要であるとメンバー間で再確認されました。 アドリブ味見の会のスケジュールは以下 https://www.kyoto-music.com/schedule

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